DX/IT構想策定
テクノロジーを用いたビジネスモデルの変革
私たちの考えるDXは「デジタル技術活用によるビジネスモデルの変革」そのものを示します。デジタルを活用することによって、顧客体験/従業員体験を創造し、他社との競争優位性を確立することを目的とします。デジタル技術の活用によるアナログ情報のデジタル化(=デジタイゼーション)やビジネスプロセスのデジタル化(=デジタライゼーション)とは異なる、体験価値を創造することがDXの目的です。
デジタイゼーション
Digitization
定義 |
デジタル技術活用によるアナログ情報のデジタル化 |
目的 |
デジタル化 |
効果 |
定量情報による業務・マネジメント精度向上 |
最適化範囲 |
一部門 |
デジタライゼーション
Digitalization
定義 |
デジタル技術活用によるビジネスプロセスのデジタル化 |
目的 |
業務効率化/見える化/コスト削減 |
効果 |
自動化による注力業務へのシフト/業務・マネジメント高度化 |
最適化範囲 |
経営/部門横断 |
DX
Digital Transformation
定義 |
デジタル技術活用によるビジネスモデルの変革 |
目的 |
顧客/従業員体験向上/競争優位性の確立 |
効果 |
新たな顧客/従業員体験の提供 |
最適化範囲 |
顧客/経営/部門横断 |
DXを成功に導く7つの取り組み
DXを成功させるには単純にシステムを導入するだけではなく、以下のような戦略、統制、組織、業務、人材、IT基盤、価値観といった7つの項目に対し、部門を超えて全社的に取り組む必要があります。DXは現場だけではなく、経営者の強いコミットメントが求められる非常に重要な取り組みです。
1. 戦略
顧客体験や従業員体験向上を実現することを狙った経営方針や戦略、強いリーダーシップ、経営陣のコミットメントを明確にすること。
顧客体験や従業員体験向上を実現することを狙った経営方針や戦略、強いリーダーシップ、経営陣のコミットメントを明確にすること。
2. 統制
時代に合った制度やルール、セキュリティポリシーに加え、貴社の目指す方向に沿った人材育成のための人事評価制度の整備をすること。
時代に合った制度やルール、セキュリティポリシーに加え、貴社の目指す方向に沿った人材育成のための人事評価制度の整備をすること。
3. 組織
縦割りとならず、各チームが横断的に相互協力して戦略を実現する体制をつくること。意思決定者の選定とタスクフォースによる実行体制を確立すること。
縦割りとならず、各チームが横断的に相互協力して戦略を実現する体制をつくること。意思決定者の選定とタスクフォースによる実行体制を確立すること。
4. 業務
定型/非定型、定常/非定常といった業務の整理を行い、効率化可能な業務、人が注力する業務を明確にすること。また、属人化されない仕組みの構築を行うこと。
定型/非定型、定常/非定常といった業務の整理を行い、効率化可能な業務、人が注力する業務を明確にすること。また、属人化されない仕組みの構築を行うこと。
5. 人材
組織に必要なスキルの整備およびトレーニングの準備をすること。個々人のスキルを把握したうえでの適材適所な人材配置を考え、実施すること。
組織に必要なスキルの整備およびトレーニングの準備をすること。個々人のスキルを把握したうえでの適材適所な人材配置を考え、実施すること。
6. IT基盤
既存ITライフサイクルと課題の整理を行い、戦略・業務に沿った基幹システムや周辺システムの導入、利活用を推進すること。
既存ITライフサイクルと課題の整理を行い、戦略・業務に沿った基幹システムや周辺システムの導入、利活用を推進すること。
7. 価値観
データを軸とした経営・業務判断ができる価値基準を構築すること。「信頼」を軸としたトライ&エラーによる新たな価値創出を評価すること。
データを軸とした経営・業務判断ができる価値基準を構築すること。「信頼」を軸としたトライ&エラーによる新たな価値創出を評価すること。